この1年を「ひとこと」で表すと「応援」
コロナで大変な1年だったのは間違いない。
- 近所のお店はつぶれた
- 職場のイベントはすべて中止
- 夏でもマスクが義務づけられた
- 親戚の葬式にも行けなかった
- 亡くなった有名人が何人も報道された
ただ、悪いことばかりじゃなかった。
- 医療関係者を応援しようと高校生がブラスバンドの動画を投稿
- 家にこもっている人を応援しようとミュージシャンが動画を投稿
- たいへんな飲食店を応援しようとクラウドファンディングが立ち上がる
- 地元のショップを応援しようと、アマゾンよりは地元で買う人が増えている
数えていけば、きりがない。
花が売れなければ、
農水省が「花いっぱいプロジェクト」を立ち上げた。
大阪の病院で、マスクやエプロンが足りないと分かると
世界中からカッパが届けられた。
困った人、頑張っている人を
応援しようと、みんなが声を上げ、行動を起こした1年だった。
こんな素敵な1年、これまでにあっただろうか?
確かに大変なことも多かった。
- マスクは高値で取引される
- マスクをしてないだけで事件に発展する
- 時短営業をしていないお店は恐喝にあう
一方で、足りないマスクをなんとか供給しようと
いろんな企業が頑張ってくれた。
ありがたい。
では、私の1年はどうだったか?
私は、医療関係者として病院に勤務している。
コロナの最前線で仕事をしているわけではない。
それでも、
- クラスターを発生させたらとんでもないことになる!
不安と緊張感はいつもある。
- 外出する度に手洗いはかかさない。
- ドアやボタンにはほとんど触らない。
私の勤める職場の近くにある病院のスタッフに
コロナ陽性者が出たときは、大変な騒ぎだった。
近所にもコロナ陽性者がじわじわと出てきている。
不安と緊張感の先には、
希望しかない。
なぜなら、お互いを思いやり、
応援しあう若い人の姿がたくさんあるから。
「私も誰かを応援しよう!」
そう思って始めたことがある。
- アマゾンではなく、地元のお店で買い物をする
- イチゴが売れないらしいので、食卓にイチゴを取り入れる
- トマトが余っているらしいので、トマトのサラダを増やす
- 家で出来る運動不足を解消する体操を動画に投稿した
- ツイッターで元気になるツイートをする
とても小さなことばかり。
それでも、みんなが小さなことを積み重ねれば、
きっと大きな力になる、というか、すでに
なりつつある。
若い人の応援動画が、人を感動させ、
また次の応援がはじまり、
それがまた次の応援を促し、
応援の輪はどんどん広がっている。
この1年ほど、この国の未来を信じられたことはない。
今日も、自分にできる応援を少しずつ積み上げていく。